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Elegoo Mars Pro(初代)レビュー|スペック比較と使用感を正直に評価

3Dプリンタのレビュー

2020年に登場したElegoo Mars Pro。初代Marsのマイナーアップグレード機として当時話題になりました。

僕自身、Mars Proを1年ほど愛用してました。カーボンフィルター搭載で匂いがグッと抑えられたのは本当に快適だったんですよね。

ただし、2026年の今となっては後継機がかなり進化しています。この記事ではMars Proの実使用レビューに加えて、Marsシリーズの進化の流れと「今買うならどれ?」まで解説します。

Elegoo Marsシリーズの進化の流れ

まずはMarsシリーズの系譜を整理しておきましょう。初代Marsから現行のMars 5 Ultraまで、着実に進化してきました。

モデル発売年解像度造形サイズ (mm)UV光源参考価格
Mars(初代)20192K (2560×1440)115×65×150UV LED約28,000円
Mars Pro20202K (2560×1440)120×68×155マトリックスUV約36,000円
Mars 220202K (2560×1440)129×80×150UV LED約30,000円
Mars 2 Pro20212K (2560×1440)129×80×160マトリックスUV約35,000円
Mars 320224K (4098×2560)143×89×175COB LED約35,000円
Mars 3 Pro20224K (4098×2560)143×89×175COB LED約40,000円
Mars 4 Ultra20239K (8520×4320)153×77×175COB LED約45,000円
Mars 5 Ultra20249K (8520×4320)153×77×175COB LED約42,000円

ポイントはMars 3世代で4K化Mars 4以降で9K化と、解像度が大幅に上がっていることです。Mars Proの2Kと比べると、もう別次元のディテールが出せます。

造形サイズも世代ごとに少しずつ大きくなっていますね。

Mars Proを1年使った正直な感想

ここからは僕が実際にMars Proを使ったレビューです。

カーボンフィルターが最高だった

Mars ProでいちばんのアップグレードはやっぱりAC(活性炭)カーボンフィルターです。

初代Marsで悩まされたレジンの匂い問題が、かなり改善されました。蓋のゴムパッキンと合わせて、密閉性がぐっと上がっています。

部屋にプリンターを置いて作業するホビイストには、正直これだけでもPro版にする価値がありました。

マトリックスUV光源の効果

光源がマトリックスUVに変わって、照射ムラが減りました

特に造形エリアの端っこの精度が安定するようになった印象です。細かい文字や模様を含むモデルだと違いが出やすいですね。

ただ正直なところ、劇的に精度が上がったかというとそこまでではないです。解像度は2Kのまま据え置きなので。

USBポートが前面に移動

地味だけど超ありがたかったのがこれ。初代Marsは背面にUSBポートがあって、毎回プリンターの裏に手を回す必要がありました。

Proでは前面に移動。データの出し入れがスムーズになりました。細かいけど日常使いでかなりストレスが減ります。

ちょっと残念だったポイント

バットの形状が変わって、洗いにくくなったのが地味に不満でした。

レジンの最大ライン表示は便利だけど、それと引き換えに掃除の手間が増えるのはちょっとマイナスです。

あと、ビルドプレートのサンドブラスト加工は「良くなった」と言われていますが、体感ではそこまで差を感じませんでした。初代Marsでも問題なく定着してたので。

Mars Proから Mars 3 Proに買い替えた理由

Mars Proを1年使った後、僕はMars 3 Proに買い替えました。

最大の理由は4K解像度です。2Kから4Kへのジャンプは本当に大きくて、フィギュアの表面のなめらかさが全然違います。積層痕がほぼ見えないレベル。

造形サイズも143×89mmに拡大されて、以前は分割してプリントしていたモデルが1回で出せるようになりました。これが地味に嬉しい。

Mars 3 Proのレビューは別記事で詳しく書いています。

【2026年版】今買うならどのMars?おすすめモデル

正直に言うと、2026年の今からMars Proを買う理由はほぼありません。後継機の方がスペックも価格もバランスが良いです。

今からElegooの光造形プリンターを選ぶなら、以下の2モデルが有力です。

コスパ重視:Elegoo Mars 3 Pro

4K解像度で3万円台。初心者の最初の1台として非常にバランスが良いです。

カーボンフィルターやWi-Fi接続など、Mars Proの良かったところは全部引き継いだ上で、解像度が倍以上になっています。僕が今から光造形を始めるなら、まずこれを買います。

ハイスペック志向:Elegoo Mars 5 Ultra

9K解像度という圧倒的なディテール。フィギュアやジュエリーの原型制作など、精密造形にこだわる人にはこちらです。

価格は4万円台ですが、9Kの仕上がりを見ると納得のコスパです。特にミニチュア系をメインにプリントする方には強くおすすめします。

初代Marsとの違いをおさらい

最後に、あらためて初代MarsとMars Proの違いをまとめておきます。

項目Elegoo MarsElegoo Mars Pro
造形サイズ115×65×150 mm120×68×155 mm
解像度2K (2560×1440)2K (2560×1440)
UV光源UV LEDマトリックスUV
カーボンフィルターなしあり
蓋の密閉性普通ゴムパッキン付き
USBポート背面前面
静音性普通やや改善
バットの目盛りなしあり
当時の価格約28,000円約36,000円

正直、Mars ProはMarsの正統なマイナーアップグレードでした。カーボンフィルターと匂い対策は明確な改善点ですが、解像度や造形サイズは微増。

だからこそ、その後のMars 3やMars 5の進化幅の大きさが際立ちます。

初代Marsの詳しいレビューはこちらです。

まとめ:Mars Proは名機だったけど、今は後継機を選ぼう

Elegoo Mars Proは、カーボンフィルターや密閉性の改善で「家で快適に光造形したい」というニーズにしっかり応えた1台でした。

ただ、2026年の今は4K・9K世代が主流です。これから光造形3Dプリンターを始めるなら、Mars 3 ProかMars 5 Ultraを選ぶのがおすすめです。

Elegooはどの世代でもコスパが良いので、予算に合わせて選んでみてください。

Elegoo Mars 3 Pro(コスパ最強の4K光造形)

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