よくある悩みが光造形プリンター(SLA)にするか熱溶解プリンター(FDM)にするかですよね。
この記事では2種類の3Dプリント手法の良さと悪さを比較してみました。
光造形法と熱溶解積層法の違い
大きくわけて2種類の3Dプリンターがあります。違いを解説していこうと思います。
光造形法
光造形法はUV線を使って液体の樹脂を硬化して3Dプリントする手法です。
液体の樹脂に下からUVを当てながら硬化するので、モデルは上下逆さまでプリントされるものがほとんどです。おすすめはElegoo MarsやAnycubic Photonなどです。
熱溶解積層法
熱溶解積層法式(FDMとも呼ばれます)のFDMプリンターはフィラメントと呼ばれる固形樹脂を溶かしてプリントしていきます。フィラメントは色とりどりで種類も金属、木製、カーボンファイバーなどがあります。Ender-3などがおすすめです。
使用する樹脂の違い
消耗品の樹脂ですが、SLAプリンターの使うのはレジン、FDMプリンターはフィラメントを利用します。
SLAプリンターはFDMプリンターと比べると高い精度のプリントが出来ます。モデルに加わる衝撃なども少ないので表面がとてもスムーズなモデルがプリントできるのもSLAプリンターの特徴です。
FDMプリンターは機種により差が出やすく、ノズルのサイズやX/Y軸の精密度などが造形のクオリティーに反映されます。
値段の違い
値段はプリンターのサイズや作りによって全然違います。初心者の場合3万円〜5万円くらいの3Dプリンターがおすすめですが、作りたいもののサイズとプリンターの最大造形サイズを確認することをお勧めします。
扱いやすさ
SLAプリンターはプリント後にレジンが滴るように垂れたり、後始末がとても面倒です。プリント後にアルコールでレジンを洗い落としたり、レジンタンクの清掃や後処理、その間レジンを扱うため安全面も配慮する必要がありゴム手袋なども必要です。
FDMは比較的に扱いやすく、プリントしたらすぐに手にとって確認できる便利な点があります。
SLAとFDM買うならどっちを選ぶ?!
簡単にまとめると、SLAならモデルの精密度やスムーズな表面を意識したい場合に使えます。FDMは金銭面でお金をかけたくない場合におすすめ。
コメント