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ABS樹脂とPLA樹脂の長所・短所や違いをわかりやすく解説

ABS樹脂とPLA樹脂の違い 3Dプリント基礎知識

「ABS樹脂」と「PLA樹脂」は最もよく使われてるフィラメントだと思いますが、その違いがどこをみても説明が周りくどかったので、必要な部分だけ強調して初心者にもわかりやすく説明しましょう。

ABS樹脂とPLA樹脂の違い

ABS樹脂とPLA樹脂の長所と短所をまとめてみましょう。

ABS樹脂の特徴

ABS樹脂は、高強度で耐久性があり、柔軟性もあります。また、熱による形状変化があるため、熱による組み立てが可能です。しかし、ABS樹脂は、加熱している間に強い悪臭を発するため、室内で使用する場合は、強制通風が必要です。

ABS樹脂の長所
  • 耐久性が高く、強度も高いため、機械的な負荷に対しても長持ちする
  • 溶融温度が高く、低温環境でも使用できる
  • カットされた部分を熱することで接合できるため、自己接合性が高い
ABS樹脂の短所
  • 発泡性があるため、表面凹凸が大きく、表面精度が低い
  • 加工性が悪く、引張強度も低いため、小さな部品を作るのに向かない
  • 加熱すると分解しやすいため、熱を加える加工方法が限定される

PLA樹脂の特徴

PLA樹脂は、環境に優しい天然由来の樹脂で、熱による形状変化が少ないため、熱による組み立てができません。しかし、PLA樹脂は、悪臭を発しませんので、室内でも安心して使用することができます。また、色味が豊富であるため、見た目にも魅力的です。

PLA樹脂の長所
  • 加工性が良く、引張強度が高いため、小さな部品を作るのに適している
  • 発泡性が少なく、表面精度が良い
  • 環境に優しいため、埋め込み型の部品や食品接触部品にも使用できる
PLA樹脂の短所
  • 耐久性が低く、強度も低いため、機械的な負荷に対して破損しやすい
  • 溶融温度が低いため、高温環境で使用することができない
  • カットされた部分を熱することで接合できないため、自己接合性が低い

ABS樹脂とPLA樹脂の特性

それぞれの特性をテーブルでまとめてみました。

項目ABSPLA
原材料エタノール甘藷の糖分
熱収縮率
熱安定性
摩擦係数
硬度
耐久性
耐水性
耐熱性
加工温度
切り替え温度
耐食性

まとめ

ABS樹脂もPLA樹脂もそれぞれ特徴的な性能を持っており、使いやすさや耐久性を重視する用途で使い分けることができます。ぜひ、自分に合った樹脂を選んで3Dプリントを楽しんでみてください。

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