3Dプリンターを始めると、まず迷うのがフィラメントの素材選びです。
「PLAとABSって何が違うの?」という質問は、初心者からいちばん多い質問かもしれません。
この記事では、PLAとABSの違いを分かりやすく比較します。どっちを買えばいいか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
PLAとABSの基本スペック比較
| 項目 | PLA | ABS |
|---|---|---|
| ノズル温度 | 190〜220℃ | 220〜250℃ |
| ベッド温度 | 不要〜60℃ | 80〜110℃ |
| 反りやすさ | 少ない | 多い |
| 匂い | ほぼなし | 結構ある |
| 強度 | 硬いが脆い | 柔軟で粘りがある |
| 耐熱性 | 低い(約60℃) | 高い(約100℃) |
| 後加工 | やすりがけしやすい | アセトン処理で表面を滑らかにできる |
PLAの特徴
PLAは、3Dプリンター初心者にいちばんおすすめの素材です。
反りにくいので、ヒートベッドなしでも印刷できます。失敗が少ないのが嬉しいポイントですね。
匂いもほとんどありません。自宅のリビングで使っても家族に怒られにくいです。
ただし、弱点もあります。耐熱性が低いので、夏場に車の中に置いておくと変形することがあります。あと、衝撃に弱くて「パキッ」と割れることがあります。
ABSの特徴
ABSは、レゴブロックと同じ素材です。聞くと少し親近感が湧きませんか?
PLAより耐熱性が高く、強度もあります。実用的なパーツを作りたいならABSが向いています。
ただ、印刷の難易度はPLAより高いです。反りやすいので、エンクロージャー(密閉空間)がないと安定しません。
あと、印刷中の匂いがかなりあります。換気は必須です。できれば別の部屋で印刷するのがおすすめです。
結局どっちを選べばいい?
PLAがおすすめな人
- 3Dプリンター初心者
- フィギュアやモデルなど、見た目重視の作品を作りたい
- 自宅で気軽に使いたい
- ヒートベッドなしのプリンターを使っている
ABSがおすすめな人
- 工具のホルダーやパーツなど、実用的なものを作りたい
- 耐熱性が必要(車載パーツなど)
- エンクロージャー付きのプリンターを持っている
- アセトン処理で表面を綺麗に仕上げたい
その他の選択肢:PETGという中間素材
最近は、PLAとABSの「いいとこ取り」をしたPETGも人気です。
PLAより強度があって、ABSより印刷しやすい。耐熱性もPLAより高いです。
「PLAだと物足りないけど、ABSは難しそう」という方は、PETGを試してみてください。
まとめ
迷ったらPLAから始めてください。これが僕のいちばんのアドバイスです。
PLAで3Dプリンターの基本を覚えてから、必要に応じてABSやPETGに挑戦する。この順番が失敗しにくいです。


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