3Dプリンター本体だけ買っても、実はすぐには使えません。
…というのは言い過ぎですが、快適に使うためにはいくつかのツールが必要です。
この記事では、3Dプリンターを始めるときに揃えておきたい道具をまとめました。FDMと光造形、それぞれに必要なものを分けて紹介します。
FDM(フィラメント式)に必要な道具
1. スクレーパー
印刷物をビルドプレートから剥がすのに使います。付属品として付いてくることも多いですが、市販の薄いスクレーパーの方が使いやすいです。
2. ニッパー
サポート材を切り取るのに必須です。プラモデル用の薄刃ニッパーがおすすめ。切断面が綺麗に仕上がります。
3. やすり
積層痕(段差)を滑らかにするために使います。紙やすりなら#200〜#800を揃えておくと、粗削りから仕上げまで対応できます。
4. テープ類
マスキングテープはベッドへの定着を改善するのに使えます。カプトンテープ(ポリイミドテープ)はABS印刷時のベッド表面に貼ると反りを軽減できます。
5. デジタルノギス
印刷物の寸法を確認するのに便利です。特に機能パーツを作る場合、0.1mm単位の精度確認は欠かせません。
6. フィラメント乾燥機
フィラメントは湿気を吸います。湿気を吸ったフィラメントで印刷すると、表面がザラザラになったり、糸引きがひどくなったりします。
専用の乾燥機(フィラメントドライヤー)があると、印刷品質が安定します。SUNLUやeSUNの製品が人気です。
光造形に必要な道具
1. IPA(イソプロピルアルコール)
通常レジンの洗浄に使います。純度99%以上を選びましょう。水洗いレジンを使うなら不要です。
2. UV硬化ライト
洗浄後のレジンを完全に硬化させるために必要です。ネイル用のUVライトでも代用できますが、専用の回転台付きUV硬化装置が便利です。
3. ニトリル手袋
未硬化のレジンは肌に触れるとアレルギーを起こす可能性があります。必ずニトリル手袋を着用してください。ラテックス手袋はレジンが浸透するので不可です。
4. 保護メガネ
レジンが目に入るのを防ぐためです。作業中は必ず着用しましょう。
5. 金属スクレーパー
レジン印刷物をビルドプレートから剥がすのに使います。FDMより密着が強いので、しっかりしたものが必要です。
6. キムワイプ
レジンの拭き取りに使います。普通のティッシュだと繊維がくっつくので、繊維の出にくいキムワイプがおすすめです。
あると便利なオプション道具
- エンクロージャー:FDMで温度を安定させる。ABS印刷には必須
- フレキシブルビルドプレート:曲げるだけで印刷物が剥がれる。超便利
- パテ・サーフェイサー:塗装前の下地処理用
- ピンセット:細かいサポート材の除去に
まとめ
3Dプリンター本体と一緒に、最低限の道具も揃えておきましょう。
全部一度に買う必要はありません。まずはスクレーパーとニッパーがあれば始められます。使っていくうちに「これも欲しいな」と分かってくるので、徐々に揃えていけばOKです。

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